海外帯同が決まってから出発するまで、私が特に不安だった3つのこと|実際に悩んだことと今だから思うこと

夫の海外赴任が決まったとき、周囲からは「海外生活なんて素敵だね」「貴重な経験になるね」と言われることが多くありました。

確かに海外で暮らせることへの期待はありました。しかし実際には、楽しみよりも不安の方が大きかったのを覚えています。

仕事を辞めるべきか、現地で友達はできるのか、英語が話せなくても生活できるのか。考えれば考えるほど不安は増え、出発日が近づくにつれて気持ちが落ち着かない日もありました。

今回は、海外帯同が決まってから出発するまでの間に、私が特に不安だった3つのことを振り返ります。今だからこそ感じることも含めてお伝えするので、これから海外帯同を控えている方の参考になれば嬉しいです。

目次

海外帯同が決まったとき、楽しみより不安の方が大きかった

海外帯同というと、華やかなイメージを持たれることが少なくありません。しかし実際には、生活環境や仕事、人間関係など、多くの変化が一度に訪れます。

私自身、帯同が決まった当初は期待よりも不安の方が大きく、「本当に大丈夫だろうか」と考える日々が続いていました。

海外帯同が決まっても素直に喜べなかった

海外で暮らす機会は人生でそう何度も訪れるものではありません。そのため、周囲からは羨ましがられることもありました。

しかし当時の私は、素直に喜ぶことができませんでした。なぜなら、海外生活そのものよりも、その前に失うものばかりに目が向いていたからです。

長く続けてきた仕事、気軽に会える友人たち、慣れ親しんだ生活環境。それらを手放して海外へ行くことに対して、不安の方が大きかったのです。

「本当に帯同して後悔しないだろうか」

そんな気持ちを何度も抱えていました。

出発日が近づくにつれて不安が大きくなった

帯同が決まった直後はまだ現実味がありませんでした。しかし、退職手続きや引越し準備、ビザ申請などが進むにつれて、少しずつ現実味が増していきます。

出発日が決まると、急に不安が押し寄せてきました。

  • 英語は大丈夫だろうか
  • 現地で友達はできるだろうか
  • 日本に帰りたくなったらどうしよう

このような心配が次々と浮かんできました。

今振り返ると、不安の多くは「知らない世界へ飛び込む怖さ」だったように思います。

海外帯同前に不安だったこと① キャリアを手放すこと

私が最も悩んだのは、仕事を辞めることでした。海外帯同を経験した方の中にも、同じ悩みを抱えた人は多いのではないでしょうか。

退職を決断するまで

当時の私は仕事にやりがいを感じていました。責任ある仕事も少しずつ任されるようになり、このまま経験を積んでいきたい気持ちもありました。

だからこそ、退職という選択に迷いがありました。退職届を提出する日が近づくたびに、

「本当に辞めていいのかな」

という気持ちが頭をよぎりました。

家族として帯同したい気持ちと、自分のキャリアを続けたい気持ち。その間で揺れ続けていたのです。

キャリアの中断が怖かった

退職を決めた後も、不安は消えませんでした。特に怖かったのは、キャリアが途切れることです。

帰国後に再就職できるだろうか。ブランクが不利にならないだろうか。社会から取り残されてしまわないだろうか。

そんな不安が常にありました。

特に周囲の同世代がキャリアを積み上げていく姿を見ると、自分だけが立ち止まってしまうような感覚になることもありました。

今振り返って思うこと

もちろん、キャリアへの不安が完全になくなったわけではありません。しかし今振り返ると、海外生活で得た経験もまた大きな財産だったと感じています。

異文化の中で生活する力、新しい環境へ適応する力、多様な価値観を受け入れる力。これらは仕事だけでは得られなかった経験です。

キャリアを一時的に中断したとしても、その期間が無意味だったとはまったく思っていません。

海外帯同前に不安だったこと② 現地での人間関係

次に大きな不安だったのが、人間関係でした。海外へ行けば、これまで築いてきた人間関係から一度離れることになります。

そのことがとても心配でした。

日本の友達に会えなくなる寂しさ

日本では当たり前だった日常があります。

仕事帰りに友達と食事へ行くこと。休日にカフェでおしゃべりすること。家族と気軽に会えること。

海外へ行けば、それらは簡単にはできなくなります。出発前は、その現実がとても寂しく感じられました。

SNSやビデオ通話があっても、直接会える距離ではありません。友人の結婚式や出産など、大切なイベントに参加できないこともあります。

そう考えると、日本を離れることが少し怖くなりました。

孤独になることが怖かった

海外帯同前に最も恐れていたのは孤独でした。

夫は仕事があります。しかし帯同する側は、最初のうちは知り合いがほとんどいません。

平日の昼間、一人で過ごす自分を想像すると不安になりました。

誰とも話さない日が続いたらどうしよう。

相談できる相手がいなかったらどうしよう。

そんなことばかり考えていました。

実際は少しずつ居場所ができた

実際に海外生活が始まると、少しずつ人とのつながりが生まれました。

日本人コミュニティや語学学校、習い事、地域のイベントなど、思っていた以上に出会いの場はありました。

最初は勇気が必要でしたが、自分から一歩踏み出してみることで知り合いが増えていきました。

もちろん、日本にいる友達の代わりになるわけではありません。それでも、新しい土地で支え合える人との出会いは大きな安心感につながりました。

海外帯同前に不安だったこと③ 英語が話せないこと

最後に大きな不安だったのが英語です。英語が得意ではなかった私は、生活できるのか本気で心配していました。

現地で生活できるのか心配だった

海外旅行と海外生活はまったく別物です。

スーパーでの買い物、銀行の手続き、学校との連絡、病院の予約など、日常生活には想像以上に英語が必要になります。

出発前は、

「何も理解できなかったらどうしよう」

という不安でいっぱいでした。

病院や買い物で困らないか不安だった

特に心配だったのは病院です。

体調が悪いときに症状を説明できるのだろうか。薬の説明を理解できるのだろうか。

そう考えるだけで不安になりました。

また、買い物や各種手続きなど、日常の些細な場面でも不安はありました。日本では当たり前にできていたことが、海外では難しく感じられる気がしていたのです。

完璧な英語は必要なかった

実際に生活してみて感じたのは、完璧な英語は必要ないということでした。

もちろん英語力が高い方が便利です。しかし、わからなければ聞き返せばいいですし、翻訳アプリもあります。相手も外国人であることを理解してくれています。

大切だったのは、間違いを恐れずに伝えようとする姿勢でした。

出発前は英語力ばかり気にしていましたが、生活していく中で少しずつ慣れていきました。

海外帯同前の不安はなくならない。それでも一歩踏み出して良かった

今振り返ると、不安がゼロになることはありませんでした。それでも海外帯同という選択をして良かったと思っています。

不安があるのは自然なこと

海外帯同は人生の大きな転機です。仕事や人間関係、生活環境など、多くのことが変化します。

不安になるのは当然のことです。むしろ不安を感じるのは、それだけ真剣に向き合っている証拠なのかもしれません。

海外生活で得られた経験

海外生活を通じて、自分の世界は大きく広がりました。

日本では当たり前だった価値観が、世界では当たり前ではないこと。文化が違えば考え方も違うこと。

そんなことを日々感じながら生活していました。

海外で暮らした経験は、これから先の人生にもきっと活きると思っています。

これから海外帯同する方へのメッセージ

もし今、不安な気持ちを抱えているなら、それはとても自然なことです。

出発前にすべての不安を解消する必要はありません。できる準備を少しずつ進めながら、日本で過ごせる時間も大切にしてください。

実際に現地へ行ってみると、思っていたより何とかなることもたくさんあります。

そして数年後には、きっと今とは違う景色が見えているはずです。

まとめ

海外帯同が決まってから出発するまで、私が特に不安だったのは「キャリア」「人間関係」「英語」の3つでした。

どれも出発前は大きな悩みでしたが、実際に海外生活を始めると少しずつ向き合い方がわかってきました。

不安があるからといって、その選択が間違っているわけではありません。

海外帯同は勇気のいる決断ですが、その先には日本では得られない経験や出会いが待っています。

これから海外帯同を迎える方が、少しでも前向きな気持ちで出発の日を迎えられたら嬉しいです。

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